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読まなければよかったのに』 と思う
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自分の口に入れていいものいけないもの

 ケネス・E・ヘーゲン師は、著書『クリスチャンの霊的成長』の中で、次のように述べています。

 赤ちゃんは、自分の手で取ることのできるものは何でも自分の口に入れてよいと考えているように見えます。…
 赤ちゃんは無知なのです。
 彼らは、自分の口に入れていいものと、入れてはいけないものとの区別ができないのです。
ケネス・E・ヘーゲン
ケネス・E・ヘーゲン師
 そのことを知らないために亡くなった赤ちゃんたちもいます。
 彼らは毒のある物をつかみ、それによって死んだのです。

 私の知っている一つの事例があります。
 生後14ヶ月の赤ちゃんが床を這っていて、捨てられていた何かの食べ物を拾いました。
 その赤ちゃんは医者のもとに運ばれる前に亡くなりました
 検死でわかったのは、その食べ物が有毒であったことでした。…
 その幼い子どもは、自分がそれを食べるべきではないことを知らなかったのです。
 彼は、その食物が及ぼすことになる影響に関して無知だったのです。

 私が言おうとしているのは何でしょうか?
 それと同じことが霊的にも当てはまるのです。
 私たちは、自分の霊的な口に入れるものに注意する必要があるのです。
 私たちは自分が食べるものに注意する必要があるのと同様に、自分が読むものにも注意する必要があります。
 よくあることですが、クリスチャン有害な教理をがぶ飲みすることについて何とも思っていないのです。
 もし彼らがそれを受け入れるなら、その教理は霊的な意味でに害を及ぼし、彼らの証しをだめにしてしまうことになるのです。…



悪書の焼却処分

 ケネス・E・ヘーゲン師が教えている通り、クリスチャンは自分が読むもの注意する必要があります。
 なぜなら、悪影響を受ける可能性があるからです。
 初代教会の人々がそういう悪書に対処したことが新約聖書に記されています。

信じた人々のうちの多くの人がやって来て、自分たちの行為を告白し、知らせていた。
 また、魔術を行っていた人々のうち、かなり多くの人が書物を持ってきて、みなの前で焼却していた。
 それらの値段を合計すると、銀貨五万枚であるとわかった。
 こうして主のことばは力強く伸びていき、強くなっていった」(使徒19・18〜20)

 かつて魔術を行っていたこの人々は、救われると、自分たちが使ってきた書物を持参し、焼却処分しました。
 それらの書物の合計金額は非常に多額であったようです。
 それらの書物は、今後の彼らの霊的成長にとって、有害なものでした。
 もし彼らがそれらの書物を所有し続けたとすれば、新しく生まれ変わったばかりの霊的赤ちゃんの彼らにとって、霊的生命を奪い取ってしまう可能性のある非常に有害なものであったはずです。
 霊的赤ちゃんに必要なのは、「みことばに合った、ごまかしのない乳」です。

「生まれたばかりの赤ちゃんのように、みことばに合った、ごまかしのない乳を慕い求めなさい。
 それによって成長するためです」
(第一ペテロ2・2)

 霊的な赤ちゃんが、そのような乳のほかに、有害な書物も食していくと、どうなるでしょうか?
 いずれ病気になり、を招くことになります。
 彼らがそれらの有害書物に未練を持ち続けて使用することを完全に断つためにも、パウロが「みなの前で」それらを焼却させたことは賢明な判断であったと考えられます。
 クリスチャンの霊的成長に必要なのは、「みことばに合った」栄養なのです。

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2
『私は読まなければよかったのに』と思う

 クリスチャンが、神のことばである聖書の教えに合致しない「有害」なを読んでいく時、どういうことが起きるでしょうか?
 ケネス・E・ヘーゲン師はそのようなことを行った一人の牧師を紹介しています。

ケネス・E・ヘーゲン  私は、ある牧師の教会で集会を開きました。
 彼は非常に立派な教育を受けた人で、博士号を受けている人でした。
 私は当時、彼ほど大きな書斎を持っている人に一度も会ったことがありませんでした。
 その天井から床まで、いくつもの壁にどれほどたくさんの本が並べられていたか、わからないくらいです。…
 ある日、私たちがおしゃべりをしていた時、彼はこう言いました。

 「ヘーゲン兄弟、私は全く正直にお話しします。
 私が読んだで、『私は読まなければよかったのに』と思うがいくつかあります。
 それらのが、今でも私を悩ませているのです。
 それらのが、いまだに私の妨げとなっているのです。
 ただし、これからはもう、私はそれらのを読むことはしません…」

 そして彼はそれらののタイトルを言いました。
 それらは宗教的なでした。
 けれども、彼はこう言いました。
 「私は、それらの読まなければよかったのに、と本当に思っています。
 今日も私の信仰の妨げになっているのです。
 今日も、私が神に信頼することの妨げとなっているのです」
 彼にとって、それを彼の心の奥底に築き上げることをしなかったほうが良かったはずです。
 けれども、彼はそうしてしまったのです。
 私の内に信仰を据えるよりも、私から信仰を奪うものを私が読み始める時、すぐにそれを手放す分別が、私にはあります。
 あなたが食するものに注意してください。
 人間の食生活の分野でよく言われることばがあります。
 「あなたは、自分が食べているものになっていきます
クリスチャンの霊的成長
クリスチャンの
霊的成長

 それと同じことが霊的にも当てはまります。
 「あなたは、自分が読んでいるものになっていきます




人は自分が読んでいるものになっていく

 あなたが読む『宗教書』に注意してください
 読んでしまってから、それらがあなたの信仰の妨げとなり、神に信頼することの妨げとなり、『私は読まなければよかったのに』と思うことになる有害な宗教書が存在します。
 そして、それらのによる悪影響により、その人の純粋な信仰は"変質"させられていきます。
 まさに、人は自分が読んでいるものになっていくのです。
  • みことばに合った、ごまかしのない乳」を栄養として食していくクリスチャンは、「それによって成長」(第一ペテロ2・2)していきます。
    そのような人々は健全な霊的成長を遂げていき、健全な信仰者となり、神の子どもにふさわしい祝福の道を歩んでいくことでしょう。
  • 他方、たとえば『反聖書的信念』のを栄養として食していく人々は、そういう要素自分の内に蓄えていくことになります。
    そうして彼らは、『反聖書的信念』の信者となっていきます。



違和感を感じなくなる人々

   そういう『反聖書的信念』の書物を読み、黙想して自分の霊の内に取り込むとは、何を意味するのでしょうか?
  • そういう書物を読むことは、その著者の考え・信念混入したことば読むことです。

  • そういう書物の内容を黙想して自分の霊の内に取り込むことは、そういう考え・信念黙想して自分の霊の内に染み込ませることです。
 そうしていく時、どういう変化が起きてくるでしょうか?
 その人は次第に、そういう考え・信念違和感を感じない人へと変えられていくことでしょう。

反聖書的信念
  • イエス・キリストの神性信じない
  • あがない信じない
  • 聖書の霊感信じない
  • 三位一体信じない
そういう考え・信念混入した書物

矢印

違和感を感じない人々
  • イエス・キリストの神性信じない
  • あがない信じない
  • 聖書の霊感信じない
  • 三位一体信じない

 つまり、そういう書物は反聖書的信念育成の働きをするのです。

罪人が罪を悔い改め、イエス・キリストのあがない信じて救われた時、
  • 喜びが生じ」ます。(ルカ15・7)
  • なぜなら、その人が「の中からの中に移った」(ヨハネ5・24)からであり、
  • その人の名前が「命の書」に「書かれた(ルカ10・20、黙示21・27)からです。
しかし逆に、救われていた真のクリスチャンイエス・キリストの神性やあがない信じなくなった
  • 悪魔と悪霊どもの間で、喜びが生じる」ことでしょう。
  • なぜなら、その人が「の中からの中に移った」からであり、
  • 命の書」に書かれていたその人の名前が「消されたからです。

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3
聖書が教えていること

 聖書はこう教えています。
御子信じている人は、永遠の命持っている
 しかし、御子に対して聞き入れない人は、を見るようにはならず、かえって、神の御怒りがその人の上にとどまっている」
(ヨハネ3・36)

 パウロはテモテに、こう勧めています。
「もし、だれかが、ちがう教えをしていて、私たちの主なるイエス・キリストの健全なことばと、敬虔にかなった教え同意しないなら、彼は高慢にされており、何もわかってなく、かえって、論争や、ことばの争いの病気にかかっているのです。…
 あなたは、そのような人たちから離れていなさい
(第一テモテ6・3〜5)

 パウロはテトスに、こう勧めています。
「あなたは、健全な教えにふさわしいことを語りなさい。
 教えにおいては、…有罪として責められるところのない健全なことばを、示しなさい」
(テトス2・1、7、8)

 テトスは牧師として、自分の教会の会衆に対し、「健全な教えにふさわしいことを語り」、「教えにおいては、…有罪として責められるところのない健全なことば」を語らなければなりませんでした。
 ヤコブは、神のことばを教える者は、「より大きい裁きを受けるようになる」(ヤコブ3・1)と言っています。



有害な宗教書の悪影響"後遺症"一掃するには…

 自分がそれまで読んできた有害な宗教書による悪影響"後遺症"一掃するには、どうすればよいでしょうか?
 聖書は、「あなたがたの知性一新によって変えられ」なさいと教えています。

「この代と同じ形にされていてはいけません。
 かえって、あなたがたの知性一新によって変えられて、何が良い、喜ばれる、完全な神のみこころなのかを、見分けられるようにされなさい」
(ローマ12・2)

  • 有害な宗教書から学んで自分の知性の中に染み込ませてきた『不健全な教え』を、すべて自分の内から排除し、
  • 「生まれたばかりの赤ちゃんのようにみことばに合った、ごまかしのない乳慕い求める」(第一ペテロ2・2)ことです。
    すなわち、
  • 反聖書的な教え』『ちがう教え』などを一つ一つ棄て去って
  • 代わりに本当の『神のことば』健全な教え入れ換える、という作業を日々行っていくことです。

 ケネス・E・ヘーゲン師は前述の著書の中で、「間違ったものを読むようになってから人生大きく狂わせられてしまった説教者のことを記しています。

ケネス・E・ヘーゲン 「ある教団の牧師が聖霊で満たされ、神とのすばらしい体験をしました。
 私が保証して言えることですが、たましいを勝ち取る人として、その人ほど偉大な人を、私はどの教会の中でも一人も知りません。
 彼は、きわだっていたのです。
 他のだれもできない時でも、彼は人々が救われるようにしていました。
 アメリカの最高の説教者12人を登場させて、彼らみんなに説教をさせ、救いの招きをさせるとします。
 それから、その同じ人々を相手に、に説教をさせるとすれば、彼は、だれよりも多くのたましいを勝ち取ることができるはずです。
 彼のミニストリーは、そういうものでした。伝道タイプのミニストリーでした。
 ところが、彼は間違ったものを読むようになってから、間違った教理を受け入れて、はずれてしまったのです。
クリスチャンの霊的成長
クリスチャンの
霊的成長
 その後、彼が20年以上の間に一人でもたましいを獲得したかどうか、私は知りませんし、他のだれも知らないのです」


 クリスチャンは自分が読むものに注意しなければなりません。
 救われたばかりで、魔術を行っていた人々が「書物を持ってきて、みなの前で焼却」した(使徒19・19)のは、まさに大正解でした。
 もし処分せずにいたなら、多くの人が"はずれてしまった"ことでしょう。

 天国に向かって道を歩んでいる人であっても、有害で間違った宗教書を読み、間違った教理を受け入れて、はずれてしまう可能性は、大いにあるのです

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